薄毛タイプ別

頭頂部の薄毛を改善するには、どの育毛剤を使うべきか?

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育毛剤は様々な種類がありますが、薄毛になっている場所によって、使うべき育毛剤が若干変わります。

ここでは、頭頂部の薄毛を改善する際におすすめされる育毛剤を紹介します。

頭頂部の薄毛で使うべきおすすめ育毛剤一覧

もしあなたが頭頂部の薄毛を改善したいと思っている場合は、下記の育毛剤がおすすめ育毛剤としてあげられます。

商品 商品名 含まれている成分
リグロースラボ7HP ミノキシジル7%
デュタステリド
馬プラセンタ1000mg
オキシトシン
フォリックスFR16クリーム[ミノキシジル16%] ミノキシジル16%
フィナステリド
アデノシン
Procapil(プロキャピル)
フォリックスFR12ローション[ミノキシジル12%] ミノキシジル12%
フィナステリド
アデノシン
アルファトラジオール
Follicusan
爆毛根ローション(Bakumokon)[5%] ミノキシジル5%
デュタステリド
爆毛根ローション(Bakumokon)[7%] ミノキシジル7%
デュタステリド
リグロースラボD5α デュタステリド5%

この一覧で紹介されている育毛剤には、日本で承認を受けている育毛成分「ミノキシジル」「フィナステリド」「デュタステリド」がすべて入っています。

それぞれの成分には特徴がありますが、頭頂部の薄毛の場合は、一応どの成分を利用することも検討できます。

詳細を見ていきましょう。

頭頂部の薄毛ならばフィナステリドかデュタステリド

頭頂部の薄毛ならば有効成分としてはフィナステリド(日本国内の製品名:プロペシア)かデュタステリド(日本国内の製品名:ザガーロ)がおすすめの成分となります。

理由は、頭頂部の薄毛の場合はAGA(男性型脱毛症)である可能性が高いからです。

男性型脱毛症の場合は、頭頂部や前髪の生え際の部分から薄毛が進行します。

フィナステリドの販売が承認をされるタイミングでAGAに関する調査結果なども多く公開されており、その中でAGAの進行の仕方を分類するAGAの薄毛進行マップが発表されています。

その情報では、順序や程度などはあるものの、AGAの場合はほぼ「頭頂部」か「前髪の生え際」から進行するとなっています。

また、実は男性の薄毛の場合は、70%以上はAGAであるといわれています。

そのため、頭頂部の薄毛の場合は、十中八九AGAとみて間違いがないでしょう。

AGAの場合は、フィナステリドとデュタステリドがおすすめです。

この2種類の成分は、体内でAGAの原因となる物質を作り出している酵素をブロックします。

つまりAGAを原因からブロックすることになり、より効果的に薄毛を改善することができます。

フィナステリドとデュタステリドでは、どちらを使うべきか、という点については、フィナステリドでも十分効果があるが、デュタステリドはもう少し効果が強い、という認識でよいでしょう。

フィナステリド 原因となる酵素「5αリダクターゼ」のII型をブロック
デュタステリド 原因となる酵素「5αリダクターゼ」のI型とII型を両方ブロック

書き方だけ見るとデュタステリドが2倍ぐらい効果を発揮しそうですが、必ずしもそうではありません。

薄毛への影響が5αリダクターゼII型のほうが大きいと考えられており、フィナステリドでも十分効果がでる可能性が高いです。

フィナステリドで効果が出ずらい場合は、デュタステリドで改善する可能性が高いです。

なお、通常このフィナステリドもデュタステリドも口から服用する方法が一般的です。

しかし、最近ではこのフィナステリドとデュタステリドを育毛剤に含ませているものもあります。

少なくとも口から服用するパターンでは日本でも承認を受けており、一定の効果が見込めます。

育毛剤の場合は、効果はまだまだ未知数ですが、飲まない分、より多くの量のフィナステリドやデュタステリドが含まれています。

おそらく副作用などは外用薬のほうが出づらいので、副作用などが気になる場合は、育毛剤型のフィナステリドやデュタステリドを検討してみるとよいでしょう。

フィナステリド錠一覧

プロペシア(アメリカ版)1mg アメリカ製のプロペシアです。高くてもやっぱりプロペシアがよいという人におすすめ。 購入する
フィンペシア(キノリンイエローフリー新タイプ)1mg プロペシアジェネリックとして最も実績のあるフィンペシアです。 購入する
フィナロイド1mg (FinaLloyd) 最近人気が出てきているプロペシアジェネリックです。フィンペシアより少し安いプロペシアジェネリックです。 購入する
フィナロ(Finalo)1mg まとめ買いがしやすいプロペシアジェネリックです。1錠当たりの値段は一番安いかもしれません。 購入する

デュタステリド錠一覧

デュタボルブ0.5mg ミノキシジルタブレットで有名なノキシジルを製造している「ロイドラボラトリーズ(Lloyd Laboratories)」のザガーロジェネリックです。 購入する
ベルトリド(Veltride)0.5mg 100錠1箱でまとめて購入ができるザガーロ/アボルブジェネリックです。 購入する
デュマン(Duman)0.5mg こちらも100錠1箱でまとめて購入ができるザガーロ/アボルブジェネリックです。 購入する

万能なのはミノキシジル

頭頂部の薄毛でも、ミノキシジル(日本国内の製品名:リアップ)はおそらく十分効果を発揮します。

なぜなら、ミノキシジルは純粋に「髪の毛を生やす」効果を持っている成分だからです。

ミノキシジルに似た作用をするそのほかの成分も様々調査がされましたが、残念ながら発毛効果は認められず、なぜかミノキシジルだけはしっかりと発毛を促す効果があるのです。

細かい作用はいまだに不明ですが、発毛がなされること、ある程度安全に利用できることが確認できたため、現在育毛剤として世に出されています。

日本ではリアップX5というミノキシジル5%含有の育毛剤が、最高濃度のミノキシジル育毛剤となっていますが、海外ではミノキシジルが16%も含有された超高濃度ミノキシジル育毛剤も発売されています。

ミノキシジルは皮膚が赤らんだり、痛みを感じるような副作用がありますが、頭に塗布する程度では重篤な健康被害はほとんどでないため、超高濃度のミノキシジル育毛剤が登場するのもうなづけます。

ミノキシジル育毛剤は、髪の毛を生やす効果を発揮してくれるため、場所や原因に関係なく一定の効果を発揮します。

しかし、すでに体が頭頂部の髪が抜けるような体質になっているところに、髪の毛を生やす効果のミノキシジルを使うというのは、あまりスマートではないので、原因からブロックするフィナステリドやデュタステリドを利用することも検討したほうがよいです。

ミノキシジルとフィナステリド・デュタステリドは、併用して問題がない薬のため、両方併用することも十分考えられます。

また、ミノキシジルには育毛剤のほかに、錠剤形式で口から服用する方法も考えられます。

もともとミノキシジルは口から飲む高血圧の薬として製造されており、口から飲むこと自体に大きな問題はありません。

非常に効果が強く、発毛効果が高いのが特徴ですが、同時に体への影響は大きくなるため、副作用をしっかりと管理しておく必要があります。

フォリックスシリーズ一覧 フォリックスシリーズは大人気のポラリスシリーズの後継ブランドです。ミノキシジルを主体として、複数の育毛成分が含まれている、大人気育毛剤です。 購入する
リグロースラボM15 リグロースラボM15は、高濃度ミノキシジル育毛剤で、かつミノキシジル以外の育毛成分を排除したシンプルで、割安な育毛剤です。 購入する
カークランド(Kirkland)5% ミノキシジル育毛剤として長く人気を博しているカークランドです。ミノキシジル5%でよいのであればカークランドが最も安いでしょう。 購入する

小さな円形の薄毛であれば円形脱毛症の可能性も

AGA(男性型脱毛症)は頭頂部から薄毛が進行することが多いですが、そのほかの薄毛の種類として円形脱毛症も頭頂部にできることがあります。

この場合は頭頂部に、10円ほどの大きさの薄毛ができます。

1個の場合もあれば、複数発生することもあります。

そして、その脱毛している部分は、薄毛というよりも、本当に1か所髪の毛がすべてなくなっているような感じです。

対してAGAの薄毛の場合は、髪の毛が成長しきらないまま抜けていくことが特徴で、薄毛になっている周辺には、小さくて細い産毛のような髪の毛が多く存在しています。

また、AGAの場合は複数個所発生したりすることはなく、満遍なく全体的に頭頂部が薄くなっていきます。

この薄毛の場合は、フィナステリドもデュタステリドも効きません。

またミノキシジルもあまりお勧めされません。

突発的な何らかの原因で髪の毛が一部抜けただけですので、通常はそのまま放っておく方法が一般的です。

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