リグロースラボは2018年に新たに発売された育毛剤ブランドです。
最新のブランドだけあって、様々な特徴を秘めたのが「リグロースラボ」ブランドです。
その中でも、最新の育毛成分である「デュタステリド」にハイライトを当てて、リグロースラボを見ていきます。
デュタステリド入りは「リグロースラボD5α」
リグロースラボシリーズの中で、「デュタステリド」が含まれている商品は「リグロースラボD5α」です。
商品画像 | 商品名 | 有効成分 | 価格 |
---|---|---|---|
リグロースラボD5α | デュタステリド0.5% | 3,980円 |
リグロースラボD5αに含まれている成分
リグロースラボD5αには、デュタステリドが0.5%含まれています。
また、それ以外の育毛成分として、アゼライン酸とトリコーゲン(Trichogen)*が含まれています。
*トリコーゲン(Trichogen)は、複数の自然由来の育毛成分が含まれている成分です。
リグロースラボシリーズには、名前にすべて意味があります。
まずは、デュタステリドは英語表記でDutasterideとなり、頭文字が「D」です。
そのため、リグロースラボD5αの「D」はデュタステリドの「D」と覚えましょう。
またデュタステリドが含まれている含有量が0.5%のため、5という数字をとって「D5」となっています。
さらに、リグロースラボシリーズは基本的に有効成分を一種だけ含んだ単一有効成分タイプの育毛剤ですが、中には複数の有効成分が入っている商品もいくつかあります。
それを見分けるのが「α」です。
「α」がついている場合は、最近海外では賞なども受賞していて関心が高まっている「トリコーゲン(Trichogen)」が含まれていることが多いです。
「リグロースラボ」にデュタステリド0.5%の「D5」、そしてトリコーゲンなどのその他の有効成分の「α」を付けて、「リグロースラボD5α」がリグロースラボシリーズのデュタステリド入りの育毛剤となっています。
リグロースラボD5αのデュタステリドはどれぐらい効果があるか
リグロースラボD5α最大の特徴は「デュタステリド」です。
このデュタステリドは、フィナステリドの上位互換のようなもので、男性型脱毛症(AGA)の原因をブロックする効果があります。
メカニズムとしてはこのようになっていて、承認も受けている成分のため効果は間違いないのですが、通常は口から服用する薬のため、育毛剤として利用するとどれぐらいの効果があるのでしょうか。
正確にはわかりませんが、含まれている成分量などから、その効果を予測してみます。
リグロースラボD5αに含まれているデュタステリドの量はどれぐらいか
リグロースラボD5αは1本60mlで、デュタステリドは0.5%含有となっています。
デュタステリドは口から飲むカプセルタイプとなっているため、利用が認められている量が、0.1mgと0.5mgの錠剤となっています。
そのため、このリグロースラボD5αと比較しようとすると、mgと%の比較となっています。
一見同じ0.5とついているので、0.5mgと同じぐらいの強さかと思いますが、一応簡単に計算してみると以下のようになります。
60ml*0.5%なので、mlで表すとデュタステリドは0.3ml含まれています。
デュタステリドの正確な質量はわからないので、仮に水と同じと仮定して計算する場合1ml=1gとなるため、この60mlの育毛剤の中のデュタステリドの総量は0.3g、すなわち300mgほど含まれていることとなります。
使用の仕方は1回1mlで、1日2回となっていますので、1回で60分の1、すなわち5mgほどのデュタステリドを頭に塗布することになります。
タイプ | 成分含有量 | 商品 | 容量 | 有効成分の総量 | 1日当たり有効成分量 |
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育毛剤 | デュタステリド0.5% | リグロースラボD5α | 60ml | デュタステリド300mg | デュタステリド10mg(1日2回) |
内服薬 | デュタステリド0.5mg | ザガーロ0.5mg | 599mg | デュタステリド0.5mg | デュタステリド0.5mg(1日1回) |
錠剤タイプの場合、最大0.5mg錠を1日1回服用することを考えると、通常口から飲む量の10倍の濃度を頭に塗布していることになります。(デュタステリドが仮に水と同じ質量だった場合です。)
ちなみによくあるミノキシジル育毛剤でも、含まれている%からミノキシジルの量を算出すると以下のようになります。
タイプ | 成分含有量 | 商品 | 容量 | 有効成分の総量 | 1日当たり有効成分量 |
---|---|---|---|---|---|
育毛剤 | ミノキシジル5% | リアップx5 リグロースラボM5 |
60ml | ミノキシジル3000mg | ミノキシジル100mg |
育毛剤 | ミノキシジル10% | フォリックスFR10 | 60ml | ミノキシジル6000mg | ミノキシジル200mg |
育毛剤 | ミノキシジル15% | リグロースラボM15 フィリックスFR15 |
60ml | ミノキシジル9000mg | ミノキシジル300mg |
育毛剤 | ミノキシジル16% | フォリックスFR16 | 60ml | ミノキシジル9600mg | ミノキシジル320mg |
内服薬 | ミノキシジル10mg | ロニテン10mg ノキシジル10mg |
– | ミノキシジル300mg | ミノキシジル10mg |
上記はあくまでも参考ではありますが、ミノキシジルもまた日本で承認を受けているリアップx5(ミノキシジル5%)の育毛剤を見ると、内服薬の10倍まで濃度を上げています。
世界の主要国では、ミノキシジルは内服薬であれば1日10mgまで服用が承認されていて、育毛剤であれば1日ミノキシジル5%(100mg)まで使用が承認されています。
成分にもよりますが、皮膚に塗布するよりも直接口から飲むほうが体に与える影響が大きくなりやすく、デュタステリドやミノキシジルもそのような成分であると考えられます。
そのため、塗布する際の薬のほうが、1回あたりで利用する薬の量が多くなっています。
リグロースラボD5α
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リグロースラボD5αのおおよその効果のイメージ
デュタステリドは本来口から飲む方法が主流で、育毛剤としての効果は未知数ですが、リグロースラボD5αは育毛剤として、その分含まれているデュタステリドの量をしっかり増やしているので、効果がでるように工夫をしていることは確認できます。
ミノキシジルの内服と育毛剤における濃度差を参考にすると、リグロースラボD5αのデュタステリドの効果の出具合は、以下のようなイメージをしてみるとよいかもしれません。
= > 効果は少しダウン
= > 同じぐらいダウン
ご存知の方もいるかもしれませんが、ミノキシジルの内服は薄毛治療の最終兵器と言われるぐらいにパワフルで、それと比較するとデュタステリドは内服であってもそこまで毛がどんどん生えてくるようなパワーはありません。
そのため発毛パワーの図式を作ると以下のようなイメージでしょうか。
*デュタステリドは男性型脱毛症(AGA)のみに有効ですので個人差は出やすいと考えられます。そのため、ミノキシジル育毛剤とデュタステリド内服の効果の際は、個人ごとに若干調整が必要でしょう。
このようにみると効果はかなりマイルドだと考えられます。
しかし、その分副作用のリスクも小さくなります。
フィナステリドと同じく、デュタステリドも、性欲減退や勃起不全など、男性としては悩ましい副作用を引き起こすことが多々あります。
そのような副作用を避けつつ、でも最新の育毛成分であるデュタステリドの恩恵を受けたい場合は、この「リグロースラボD5α」がおすすめでしょう。
リグロースラボD5α
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