頭皮を洗う「スカルプD」でお馴染みのアンファーから待望のミノキシジル育毛剤が登場しました。
「ミノキなら生える」という言葉が印象的なアンファーのCMも頻繁に流れており、改めて「ミノキ」ってなんだ?と思った人もいるかもしれません。
ここでは、この「ミノキ」とアンファーのミノキシジル育毛剤の効果について見ていきたいと思います。
「ミノキ」なら生えるは本当か?
アンファーのCM上では、「ミノキなら生える」という力強い言葉が発せられています。
昔プロペシアという薬のCMを爆笑問題のお二人がやっていましたが、その時は「お医者さんに相談だ」というフレーズが多様されていました。
その時と比べると、この「ミノキなら生える」というのは、非常に直接的な表現になっているといえるでしょう。
「ミノキ兄弟」と名付けられてこのCMに登場しているのは元SMAPのお二人で、特殊メイクなのか、生え際の薄毛がかなり進行している頭がすぐに目に入ります。
この「ミノキ」こそ、1990年代からすでに世界中で販売されており、知っている人であれば当然知っている最強の育毛成分「ミノキシジル」の略称です。
正式名称ではありませんが、「ミノキシジル」というのは少し長いので、インターネット上でも「ミノキ」や「塗りミノ(塗り薬タイプのミノキシジルの略)」「ミノタブ(ミノキシジルの錠剤タイプの薬の略)」といった愛称がよく使われます。
今回CMを行っている、肝心のアンファーのミノキシジル育毛剤も「メディカルミノキ5」という名前がついており、「ミノキ」という言葉が浸透して市民権を勝ち取る日もそう遠くないでしょう。
この「ミノキ」の正式名称である「ミノキシジル」は、日本や世界で薬として認可を受けている数少ない育毛成分のうちの一つです。
その他の成分としては、処方薬である「フィナステリド」や「デュタステリド」や、あとは医薬部外品という位置づけで「アデノシン」という成分なども存在しています。
このように複数、医学的な観点から効果が認められている育毛成分があるなかで、ミノキシジル最大の特徴は何と言っても「生える」ことです。
どういう意味かというと、「フィナステリド」や「デュタステリド」、「アデノシン」も、基本的には抜け毛が減る、あるいは抜け毛の原因である「AGA(男性型脱毛症)」という症状を改善する成分です。
つまり、原因を解消して、髪の毛の抜け毛を止めるところからスタートする、いわゆる「原因アプローチ型」の成分なのです。
仮にはげの原因が違っていたら効果はありません。
しかし、一方のミノキシジルは、唯一といっても過言ではない、「発毛」が認められている成分なのです。
原因は関係ありません。とりあえず生やします。
もちろん、それ以上に抜け毛が進行する場合は、薄毛が進行していく可能性はありますが、それでも「生える」効果があることには変わりありません。
ミノキシジルはまさに最強の発毛成分として、育毛剤に君臨してきた絶対王者的存在なのです。
ついに解禁された「ミノキシジル育毛剤」
アンファーというと、昔に多くのお笑い芸能人が出るCMで、頭皮を洗う薬用シャンプー「スカルプD」という言葉を世に送り出した会社です。
このころから専門のクリニックと一緒になって、様々な育毛やスカルプケア用品を発売していました。
当然、このミノキシジルの存在も知っていましたが、その当時はミノキシジル育毛剤は販売されていませんでした。
なぜなら、日本では大正製薬という会社の「リアップ」が特許を持っており、ミノキシジルが効果があるとわかっていても、ほかの会社がミノキシジル育毛剤を作れたなかったのです。
それが、ついに特許切れとなって、どの会社からもミノキシジル育毛剤が販売できるようになり、アンファーも満を持してミノキシジル育毛剤「メディカルミノキ5」を発売したのです。
メディカルミノキ5の効果は期待できるか?
では「リアップ」などの商品も存在する中で、メディカルミノキ5の効果はどれほど期待してよいのでしょうか?
まず、メディカルミノキ5の特徴を見てみましょう。
- ミノキシジル5%を配合
- 使った時の感覚を大事にしている
- 長く使える工夫が多い
ミノキシジル5%を配合
ミノキシジル5%というのは、日本で認められているミノキシジル育毛剤では最高濃度です。
海外の育毛剤では、ミノキシジル16%といったパワー系の育毛剤がありますが、ミノキシジル5%以上になると副作用のリスクも上がり、また効果も正比例してアップしていくわけではなさそうなので、ほどほどで安心して使えるのがこの「ミノキシジル5%」という風に理解しておくとよいでしょう。
日本国内で製造されているミノキシジル育毛剤としては、最高濃度のミノキシジルが含まれており、ミノキシジルを全開に生かした育毛剤となっています。
まず、このミノキシジルが含まれている時点で、高い確率で髪の毛が生えてくる、ということは期待していいでしょう。
使った時の感覚を大事にしている
スカルプDを使ったことがあればわかりますが、ヘアケアは「使い心地」が以外にも大事です。
スカルプDの場合は、清涼感があって、とにかく使った後は爽快な感じが感じられました。
しかし、ミノキシジル育毛剤の場合は、肌へ刺激を与えることがあり、副作用も肌に関することがほとんどですから、あまり爽快すぎると逆に副作用に不安を感じてしまいます。
その点、メディカルミノキ5は「しっとり感」が感じられるようになっており、「強い刺激」などを控え、心地よく使えるようになっています。
長く使える工夫が多い
ミノキシジルは最強の育毛剤ですが、それでもヘアサイクルの問題もあって、いきなりすぐに生えまくり、ということにはならず、平均すると4か月くらいはかかるといわれています。
長く使い続けるには、先ほども述べたように、副作用などで使えなくなるような事態は避けなければいけません。
意外とにも、ミノキシジル以外の添加物が頭皮のかゆみを引き起こしたりする可能性があり、ミノキシジル育毛剤でも、ミノキシジル以外の成分に気を付けておきたいのですが、アンファーは酸化防止剤を使わない育毛剤づくりに成功しています。
他にも添加物は多少ありますが、なるべく不要な添加物を減らし、安心して使える育毛剤にしよう、という考えが伝わってきます。
また、まとめて4か月購入した人には「ドクターズサポート」という、無料で専門のクリニックの診察を受けられるサービスが付いています。
これは、クリニックと長く協力してきた、アンファーならではのサービスです。
この診察では、血圧検査や、マイクロスコープによる髪の毛の生え具合などを、本格的に調査してくれます。
ミノキシジルは血圧を下げる効果があるので、たとえ皮膚に塗布するだけでも、一応血圧のチェックをしておくと安心です。
また、実際にマイクロスコープを使って毛の密集具合を見ながら、しっかりと生えてきているかどうか確認をしてくれます。
ミノキシジルがしっかり効いていれば生えてくることが多いのですが、こうやってしっかりと調べたうえで、「生えている」と実感できれば、継続する気も起きますし、育毛のやる気も全く変わってきます。
まとめ買いをしなければいけませんが、アンファーのメディカルミノキ5でいくと決められるなら、まとめ買いでこのドクターズサポートを受けてみるとよいでしょう。
長く続ければ髪の毛がしっかり生やせる可能性も上がりますので、そういったサポートがしっかりされている点も考慮すると、アンファーのメディカルミノキ5は効果を期待してもよいといえるでしょう。
気になる「メディカルミノキ5」のお値段は…
メディカルミノキ5の値段は約7,000円ほどとなっております。
ミノキシジルが特許切れとなり、この「メディカルミノキ5」はいわゆるジェネリックになりますが、残念ながら強気のアンファーの値付けにより、安く購入することはできなさそうです。
うまくメディカルミノキ5を活用する方法として、まとめて購入すると少し安くなるほか、スカルプDのシャンプーなどが少し安く購入できます。
スカルプケアは、頭皮の環境を整えることが目的で、頭皮の環境をしっかりと整えたうえでミノキシジルを塗ると、より効果が出やすくなる、という考え方もあります。
そのため、シャンプーを含め、スカルプDシリーズにすべて統一して、育毛に取り組めば、少しはリーズナブルでより効果的な育毛に取り組めるでしょう。